11月23日は『ねぎらいの日』
働く人への想いを“ねぎ”に込めて
毎年11月23日は、埼玉県深谷市が制定した「ねぎらいの日」。
全国でも屈指のブランド野菜「深谷ねぎ」の産地であり、作付面積日本一を誇る深谷市は、「ねぎ」と「ねぎらい（労い）」をかけたユニークな発想で、この日を“感謝を贈る記念日”として広めています。
日頃頑張っている家族や友人、同僚へ——甘くてみずみずしい深谷ねぎを通して「ありがとう」を届ける文化が、この街から全国へと広がりつつあります。
なぜ11月23日なのか？
11月23日は、日本の祝日である勤労感謝の日でもあります。
さらに、この時期は深谷ねぎがちょうど旬、食べごろを迎える季節でもあります。
「ねぎらい＝感謝」の意味を重ね合わせ、働く人への敬意と冬の味覚を一緒に贈るのにぴったりな日として、この日が選ばれました。
ねぎ束や特別メニューで街が活気づく
記念日当日やその前後には、市内の協力店舗で花束のように美しくラッピングされた「ねぎ束」が販売されます。
さらに、地元飲食店では深谷ねぎをふんだんに使った限定料理や創作レシピが登場。保育園や小学校では「ねぎらいの会」が開かれ、子どもたちが家族や先生に感謝の言葉を伝える、心温まる瞬間が生まれます。
深谷ねぎの魅力
「深谷ねぎ」は品種名ではなく、深谷市を中心とした地域で栽培される根深ねぎの総称です。
特徴は、きめ細かく柔らかい繊維、果物に匹敵する糖度（10～15度）、雪のように白い根元の美しさ。冬の深谷ねぎは特に甘さが増しており、例えば、すき焼きに砂糖を加えなくても十分満足できるほどの自然な甘みが楽しめます。
全国へ広がる“ねぎらい”の文化
「ねぎらいの日」は深谷市だけでなく、全国ねぎサミットなどを通じて他のねぎ産地とも連携。
深谷ねぎのブランド力を高めながら、感謝を形にする文化を日本全国へ発信しています。
まとめ
11月23日の「ねぎらいの日」は、ただのご当地グルメイベントではありません。
それは、働く人への感謝と、旬の恵みを通じた心の交流を形にする日。
今年の勤労感謝の日は、花束ではなくねぎ束を手に、大切な人へ甘さと想いを届けてみませんか？
「甘さは果物級、想いはそれ以上。11月23日は“ねぎらい”の日。」
リンク：埼玉県深谷市
