春分・夏至・秋分・冬至は「酒風呂の日」
「酒風呂の日」は、長野県信濃町にある老舗蔵元「株式会社高橋助作酒造店」の高橋邦芳氏によって制定されました。
同蔵が手掛ける銘酒「松尾(まつお)」の名でも知られる酒蔵です。
「湯治」と「杜氏」、そして「冬至」に込められた想い
この記念日は、湯で治すと書く「湯治(とうじ)」の言葉から生まれました。
「とうじ」という響きが、二十四節気の「冬至」や、日本酒造りを担う職人「杜氏」を連想させることから、季節の節目である「春分・夏至・秋分・冬至」の4日を「酒風呂の日」と定めたのです。
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四季折々の節目に、日本酒の恵みをお風呂で楽しみながら、心身の健康を整える――そんな日本らしい知恵が込められています。
「酒風呂」で得られる嬉しい効果
日本酒をお風呂に入れる「酒風呂」には、古くから次のような効果があるとされています。
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血行促進:体が芯から温まり、冷え性の改善に
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美肌効果:日本酒に含まれるアミノ酸やコウジ酸が肌をすべすべに
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リラックス効果:日本酒の香り成分がストレスを和らげ、心を落ち着ける
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安眠効果:入浴後の心地よい温まりが深い眠りを促す
お風呂に入れる日本酒の量は、一般的にコップ1~2杯程度が目安。
熱すぎないお湯に入れることで、香りを楽しみながらゆったりと浸かることができます。
「酒風呂の日」の日程(2025~2026年)
| 年 | 春分 | 夏至 | 秋分 | 冬至 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 3月20日(木) | 6月21日(土) | 9月23日(火) | 12月22日(月) |
| 2026年 | 3月20日(金) | 6月21日(日) | 9月23日(水) | 12月22日(火) |
年に4回の節目ごとに、酒風呂でリフレッシュしながら自分をいたわる習慣を取り入れてみるのもおすすめです。
まとめ
「酒風呂の日」は、日本酒を通じて季節の変化を感じながら健康を整える日。
お湯の香りに包まれ、心まで温かくなる酒風呂は、日本の風土と伝統が生んだ癒やしの文化です。
春夏秋冬、それぞれの季節に「日本酒の湯治」を楽しむことで、日々の疲れをやさしくほぐしてくれます。

「春分・夏至・秋分・冬至は“酒風呂の日”! 日本酒の香りで癒やされる極上の湯治を。」




