9月6日は「クロスワードの日」
「クロスワードの日」 は、1992年に廣済堂出版とクロスワード作家・滝沢てるお氏が提案し制定した記念日です。この日付は、「ク(9)ロ(6)スワード」の語呂合わせに基づいています。
クロスワードパズルは、タテヨコに交差したマスを「カギ」と呼ばれるヒントをもとに埋める知的なゲームとして、世界中で楽しまれています。その歴史は100年以上にわたり進化を続けてきました。
クロスワードパズルの起源と発展
世界初のクロスワードは1913年に誕生
1913年12月21日、アメリカの新聞『ニューヨーク・ワールド』紙に、イギリス生まれの記者アーサー・ウィン(Arthur Wynn)が制作した世界初のクロスワードパズルが掲載されました。
最初の名称は「ワードクロス・パズル(word-cross puzzle)」でしたが、その後「クロスワード(crossword)」に改名。この新しい娯楽は瞬く間に読者の間で人気を博し、他の新聞や出版物にも取り入れられるようになりました。
1920年代から世界中で大流行
1924年には最初のクロスワードパズルの書籍が刊行され、爆発的な人気を獲得しました。さらに、1930年には「crossword」という単語が辞書に初めて収録され、正式な言葉として広く認知されるようになりました。
日本におけるクロスワードの歴史
日本で最初にクロスワードが紹介されたのは、1925年(大正14年)3月。毎日新聞出版が発行する週刊誌『サンデー毎日』での連載がその始まりです。その後、日本でもクロスワードパズルは人気を博し、新聞や雑誌の懸賞問題として広がりを見せました。現在では専門誌も出版され、難易度や形式が多様化しています。
関連記念日
9月6日の「クロスワードの日」に加え、12月21日 も「クロスワードの日」とされています。この日は、1913年に世界初のクロスワードパズルが新聞に掲載された日を記念したものです。これにより、クロスワードファンにとって年に2回、クロスワードの楽しさを再認識する日があります。
クロスワードの魅力と知的効果
頭の体操としてのクロスワード
クロスワードパズルは、語彙力や論理的思考を鍛える頭の体操としても人気があります。初心者向けのシンプルなものから、上級者向けの高難易度パズルまで、多彩な種類が用意されており、幅広い層に楽しむ機会を提供しています。
現代のデジタル化とクロスワード
紙媒体だけでなく、スマートフォンやタブレット用アプリでも楽しめるため、若い世代から年配の方々まで幅広い支持を集めています。
まとめ
「クロスワードの日」は、クロスワードパズルの歴史とその知的効果を再確認し、楽しさを共有するための日です。この記念日は、日々の暮らしに新たな発見と刺激をもたらし、世代を超えたコミュニケーションツールとしての役割も果たしています。