12月3日は「国際障害者デー」
毎年12月3日は「国際障害者デー」です。この日は、障害を持つ方々への理解を深め、すべての人が安心して生活し、活躍できる包摂社会の実現に向けて行動を促すために設けられました。1992年、国連総会によって採択されて以来、国際障害者デーは全世界で様々なイベントや活動が行われ、障害者支援と包摂社会への関心を集めています。
国際障害者デーとは?
「国際障害者デー」は、障害者が直面する課題の解決を目指し、意識を高めることを目的としています。多様な個性や能力を尊重し、誰もが平等に参加できる社会のメリットに注目する日でもあります。すべての人にとって住みやすい社会を築くために、障害に関する認識を高め、必要なサポートを広めることが重要です。
どのような活動が行われているのか?
この日には、各国の国連機関や市民団体、学術機関、企業が協力して、さまざまなイベントが開催されています。例えば、講演会やワークショップ、情報提供セッションなどを通じて、障害に対する認識を高める活動が行われています。また、バリアフリーな都市づくりや教育の機会拡大を目指す取り組みも行われ、障害を持つ方が社会に積極的に参加できる環境づくりが推進されています。
ユネスコスクールでの取り組み
ユネスコスクールの指針では、年に2回以上の国際デーを記念することが加盟継続の条件とされています。多くのユネスコスクールでは、この「国際障害者デー」をテーマに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。生徒たちは、障害者支援の必要性を学び、SDGs(持続可能な開発目標)を通じて、社会に貢献する方法を模索しています。
未来に向けた行動をしましょう
国際障害者デーをきっかけに、私たち一人ひとりができる小さなアクションを考えてみませんか?
障害者支援に関する理解を深めるための読書や情報収集、またはバリアフリー施設の調査など、身近にできる取り組みがたくさんあります。この日に立ち返り、包摂社会の実現に向けたアクションを始めてみましょう。
包摂社会の実現は、すべての人にとって安心して暮らせる未来をつくるための第一歩です。この国際障害者デーを通じて、SDGs達成に向けた新たな一歩を踏み出しましょう。
ちなみに
SDGsの中でも障がい者と関わり合いのある目標は以下の通りです。
- 目標1「貧困をなくそう」
- 目標3「全ての人に健康と福祉を」
- 目標4「質の高い教育をみんなに」
- 目標6「安全な水とトイレを世界中に」
- 目標8「働きがいも経済成長も」
- 目標10「人や国の不平等をなくそう」
- 目標11「住み続けられるまちづくりを」
- 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」