全国家事代行サービス協会とは?加盟・認証制度の仕組みと安心できる家事代行業者の選び方【徹底解説】
はじめに
共働き世帯の増加や高齢化の進行により、日本における家事代行サービスの需要は年々高まりを見せています。
掃除や洗濯、料理、整理収納といった日常的なサポートから、シーズンごとの大掃除や引越し前後の片付けまで、多様なサービスが提供されるようになりました。
こうした中で、業界の質を高める役割を担っているのが 「一般社団法人 全国家事代行サービス協会」 です。
一見すると消費者には直接関係のない団体に思えるかもしれません。
しかし実際には、家事代行業者の広告や公式サイトに「当社は全国家事代行サービス協会に加盟しています」「協会の認証を取得しています」といった文言が記載されているのを目にすることもあります。
では、この協会は一体どのような組織で、私たち消費者にどんなメリットがあるのでしょうか。
本記事では、協会の仕組みや役割、加盟や認証制度の意味、そして家事代行サービスを選ぶ際の判断材料としてどう活用できるのかを、徹底的に解説します。
全国家事代行サービス協会とは?
設立の背景と目的
「一般社団法人 全国家事代行サービス協会」は、家事代行業界全体の健全な発展を目的に設立された法人組織です。
社名に「家事代行サービス」と入っているため一見すると、消費者向けにサービスを提供する団体のように思えます。
しかし実際の対象は一般家庭ではなく、家事代行サービス事業者そのもの。つまり BtoB(企業間取引) を軸に活動している協会です。
その活動の柱は、以下のようにまとめられます。
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家事代行サービスの 技術やマナーの研修
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認証制度の運営と基準づくり
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業界の発展に向けた 市場開発の研究
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事業者からの 相談対応
一言でいえば、「日本の家事代行サービスをより良くするための団体」 です。

詳しくは公式サイトを確認してください。
協会の業務内容をわかりやすく解説
協会の公式サイトには以下のように業務内容が定められています。
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家事代行専門技術に関する研修及び市場開発の研究
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家事代行サービス認証基準の創設及び認証マーク取得に関する支援
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家事代行サービス業の企業に関する相談
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前各号に附帯関連する一切の事業

これをかみ砕くと、以下のようになります。結構意訳してるかもしれませんけど!
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スタッフの技術力・接客力を高める研修を実施
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業界標準となる品質基準を作り、認証制度を提供
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家事代行事業者の経営・運営に関する相談に対応
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関連するすべての活動を通して業界全体の底上げを行う
つまり、業界の質を高めることが最終的に消費者の安心にもつながる、という仕組みです。
協会を支える役員と加盟企業
協会の役員は、業界を代表する大手企業の経営陣で構成されています。
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会長:ベアーズ 副社長 髙橋ゆき氏
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副会長:ダスキン 吉川礼子氏
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副会長:フォー・リーフ 代表取締役 隅淳一氏
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理事:ミニメイド・サービス 副社長 加藤貴身氏
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理事:アール・アソシエイツ 代表取締役 榊原啓二朗氏
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理事:ケアーサポート 代表取締役 水上克美氏
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理事:ミライド 代表取締役 安田尚義氏
これらはいずれも家事代行業界における実績と信頼を積み重ねてきた企業です。そこの重役の皆さんが軒を連ねています。
単なる新興団体ではなく、業界をリードする企業が集結して運営している組織 であることがわかります。
一般社団法人という法人格について
「一般社団法人」という言葉には「非営利で公益的」というイメージを抱く方も多いでしょう。
しかし実際には、利益を株主に分配しない という意味にすぎません。
つまり、
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事業として利益を追求することは可能
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役員報酬や給料を支払うことも合法
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必ずしも公益性が求められるわけではない
という特徴があります。
したがって、協会は「非営利組織」ではありますが、実質的には 一事業体 として活動していると理解するのが適切です。
協会の制度:会員制度と認証制度
協会が提供する仕組みの柱は、次の2つです。
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会員制度
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認証制度
それぞれを詳しく見ていきましょう。
会員制度とは?
会員制度には「正会員」と「アソシエイト会員」があります。
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正会員
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創業3年以上の法人が対象
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入会金30,000円、月会費5,000円(参考:2022年時点)
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業界で安定的に活動している企業が中心
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アソシエイト会員
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創業3年未満の法人や、これから事業を始める法人・個人事業主が対象
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入会金15,000円、月会費3,000円
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新規参入者向けの会員枠
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会員になることで受けられる主なメリットは、
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研修によるサービス品質の向上
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認証制度の支援を受けられる
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他の事業者とのネットワークづくり
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経営相談や情報共有
などです。
ただし、中には「会費だけ払っている幽霊会員」も存在します。
したがって「会員=必ず良い業者」とは限りませんが、少なくとも業界発展への意識がある企業である可能性は高い といえます。

詳しくは公式サイトで確認してみてください。
認証制度とは?
協会のもう一つの大きな柱が 認証制度 です。
これは、第三者機関である 日本規格協会 と連携して行われる審査制度で、一定の品質を持つ家事代行業者に「認証」を与える仕組みです。
認証を受けると、以下のような証明が可能になります。
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サービスの質が一定以上であること
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安全性・安心感が確保されていること
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接客対応やスタッフ教育が基準を満たしていること
取得企業は「認証マーク」を広告やWebサイトで提示でき、消費者に安心材料を提供できます。
認証取得にかかるコストとハードル
認証制度は信頼の証となる一方で、簡単に取得できるものではありません。
必要条件としては、
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12か月以上の家事代行実績を持つ法人であること
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反社会的勢力などでないこと
程度で、形式的なハードルは低いです。
しかし実際には、審査料や更新費用がかかります。
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初回審査料:30万~35万円
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毎年のサーベイランス審査料:約5万円
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3年ごとの更新審査料:30万~35万円
さらに審査のための準備や事務負担もあり、コスト・労力の両面でハードルは高いといえます。
そのため、認証事業者はまだ多くなく、取得企業は限られています。
しかし裏を返せば、わざわざコストをかけて認証を受ける企業は、それだけ信頼性を重視している といえるのです。
協会加盟・認証事業者は本当に安心できるのか?
結論からいえば、「比較的安心できる可能性が高い」 といえます。
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協会の役員企業は業界トップクラスであり、信頼度が高い
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認証事業者は第三者審査を通過しているため、一定以上の質が担保されている
ただし、注意すべき点もあります。
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認証や加盟だけでサービスの良し悪しが100%保証されるわけではない
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実際の満足度は派遣されるスタッフ個人の力量や接客力に左右される
したがって、協会加盟や認証はあくまで 「判断材料の一つ」 として活用するのが賢い選び方です。
家事代行サービスを選ぶ際のチェックポイント
家事代行サービスを選ぶときには、以下の観点で比較するとよいでしょう。
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協会加盟や認証の有無
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料金体系のわかりやすさ
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対応可能な業務範囲(掃除・料理・整理収納など)
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口コミや利用者レビュー
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スタッフの教育体制や研修制度
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トラブル対応や保険制度の有無
協会の認証は安心材料になりますが、実際の利用者の声や料金の透明性も重視すべきです。

後はお住いの地域が担当エリア内か?も意外と大事です。北海道の会社が沖縄県の掃除はおそらく対応していないでしょう。
家事代行業界の今後と協会の役割
日本では共働き世帯が増加し、高齢者の単身世帯も拡大しています。
今後さらに家事代行のニーズは高まり、業界全体の規模は拡大していくでしょう。
その中で協会が果たす役割は大きく、
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サービスの質を見える化する認証制度
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新規参入事業者への研修や支援
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消費者と事業者をつなぐ安心の指標
といった活動を通じて、より利用しやすく信頼できる業界づくりを担っています。
協会加盟や認証は「安心の目安」
本記事では「一般社団法人 全国家事代行サービス協会」の仕組みや役割について解説しました。
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協会は家事代行業界の質を高めるために設立された法人
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会員制度と認証制度を通じて、事業者をサポートしている
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認証事業者は第三者機関の審査を通過しており、一定の信頼性がある
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ただし「絶対に安心」という保証ではなく、判断材料の一つとして使うべき
家事代行サービスを選ぶ際には、協会加盟や認証の有無を確認しつつ、料金・口コミ・スタッフ対応など総合的に判断することが重要です。

「協会認証は“安心の目印”。でも最後の決め手は、あなたの目で確かめること!」
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家事代行サービスについてはこちらもどうぞ。
