10月12日は「豆乳の日」
10月12日は「豆乳の日」。この記念日は2008年(平成20年)、東京都千代田区二番町に事務局を構える日本豆乳協会によって制定されました。豆乳に関する広報活動や普及啓発、さらに「豆乳マイスター」などの資格検定試験を実施している団体です。
日付の由来は2つあります。
1つは、10月が旧「体育の日」(現:スポーツの日)を含み、健康や体づくりに注目が集まる月であること。もう1つは「とう(10)にゅう(2)」という語呂合わせ。健康志向が高まるタイミングと語呂の両面から、この日が選ばれました。
この記念日には、「豆乳を習慣的に飲むことで、体の中から健康と美しさを育んでもらいたい」という願いが込められています。また、豆乳市場の活性化や正しい理解の普及を目的に、日本記念日協会により正式に認定・登録されました。
日本豆乳協会の取り組み
「豆乳の日」に合わせて、日本豆乳協会は毎年ユニークなキャンペーンを展開しています。代表的なものが、全国の高校を対象とした「スポーツ×豆乳キャンペーン」です。
体育祭やスポーツイベントの時期に、生徒の人数分の豆乳を学校に提供し、スポーツの後に豆乳を飲む習慣を広めています。良質な植物性たんぱく質を含む豆乳は、筋肉や骨の強化をサポートするため、成長期の若者にぴったりの飲み物です。まさに「未来を担う世代の体づくり」を応援する活動といえます。
豆乳とは?
豆乳(ソイミルク)は、大豆を水に浸してすりつぶし、加熱・濾過して作られる飲料です。古代中国が発祥とされ、現地では温かい豆乳に砂糖を加えて朝食と一緒に楽しむ習慣があります。
日本でも健康ブームの広がりとともに、豆乳は日常的な飲み物として定着。スーパーやコンビニで気軽に購入でき、世代を問わず愛されています。
豆乳の種類(JAS規格による分類)
現在、豆乳は大きく3つのカテゴリーに分けられています。
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無調整豆乳
大豆と水だけで作られる、最もシンプルな豆乳。大豆そのものの風味と栄養をそのまま味わえる健康志向の人に人気。リンク -
調製豆乳
砂糖や塩を加えて飲みやすく仕上げたタイプ。クセが少なく、豆乳初心者にもおすすめ。リンク -
豆乳飲料
果汁や紅茶、抹茶、コーヒーなどを加えたフレーバータイプ。スイーツ感覚で楽しめるため、子どもや女性を中心に人気が高い。リンク
また、豆乳を作る過程で残る「おから」は、食物繊維や栄養が豊富。惣菜やお菓子など幅広い料理に活用でき、食品ロス削減の観点からも注目されています。
豆乳の栄養と魅力
豆乳が「美と健康の味方」と呼ばれるのには理由があります。
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イソフラボン:ホルモンバランスを整え、美肌や更年期ケアに効果的とされる。
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植物性たんぱく質:筋肉や骨の形成を助け、運動習慣のある人に最適。
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低カロリー&コレステロールゼロ:ダイエット中の人や生活習慣病予防を意識する人におすすめ。
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乳糖不耐症の人の代替飲料:牛乳の代わりに安心して飲める。
さらに、豆乳はそのまま飲むだけでなく、スムージーやスープ、スイーツ、パンやお菓子作りなど、幅広い料理に活用できる万能食材でもあります。
まとめ
10月12日の「豆乳の日」は、健康志向と美容意識が高まる現代において、豆乳の魅力を再発見するための大切な日です。毎日の生活に無理なく取り入れやすく、栄養価も高い豆乳は、まさに“未来をつくる飲み物”。無調整で素材を味わうもよし、調製やフレーバー付きで楽しむもよし。あなたに合ったスタイルで、今日から豆乳習慣を始めてみませんか?

「一杯の豆乳が、あなたのカラダと未来を変える!」
リンク:日本豆乳協会