12月28日は「シネマトグラフの日」
記念日の概要
1895年12月28日、フランス・リュミエール兄弟が開発した「シネマトグラフ」の初めての商業上映が、パリのグラン・カフェの地下「サロン・アンディアン」で行われました。この歴史的な上映は、映画史において「映画の誕生」と見なされています。この日を記念して、シネマトグラフの日が定められました。
シネマトグラフとは?
シネマトグラフは、撮影・現像・映写を1台で行える革新的な装置でした。リュミエール兄弟が開発したこの装置は映画産業の基礎を築いたといえるでしょう!
- スクリーンに映像を映写する基本形式を確立
- 軽量で持ち運びが可能
- 世界中での普及により、多数の映画が制作されるきっかけとなる
映画の普及と発展
1896年、リュミエール兄弟はシネマトグラフを事業化し、世界各地で上映や撮影を行いました。
- 日本での初上映:1897年2月15日、大阪の南地演舞場で初のスクリーン映写が行われた。
- 世界1400本以上の映画が製作され、映画文化が各国に浸透。
シネマトグラフの名称の由来
「シネマトグラフ」という言葉は、ギリシャ語の「kinematos」(運動)と「graphein」(記録)を組み合わせたものです。この名称は後に一般名詞化し、映画を指す言葉「シネマ」の起源にもなりました。
豆知識
- 初めての商業上映で上映された作品は、工場から労働者が出てくる様子を撮影した短編ドキュメンタリー『工場の出口』でした。
- リュミエール兄弟は映画の可能性を認識していたものの、映画は「一時的な流行」に過ぎないと考えていました。
まとめ
シネマトグラフの日は、映画という文化が世界に広がるきっかけを作った記念日です。映画の技術的革新と文化的影響を振り返りながら、現代の映画体験への感謝を込めてお祝いしましょう。
12月28日は映画の始まりの日!あなたの好きな映画は何ですか?