1月8日は「正月事納め」
正月事納めとは
1月8日は「正月事納め」と呼ばれ、正月行事や飾りを終える日として大事な日になります。この日は、正月の期間を象徴する門松や注連縄(しめなわ)などの飾りを片付けるタイミングとされ、新年の慌ただしさを締めくくる重要な節目の日です。
正月行事の始まりと終わり
正月事始めとは
正月行事の準備は「正月事始め」と呼ばれる日から始まります。
かつては旧暦の12月13日がその日に当たり、現在では新暦の12月13日とされています。事始めの日には、「煤払い」や「松迎え」といった正月を迎えるための準備が行われます。
- 煤払い:家のすすを払い、清める行事。大掃除の原型とされています。
- 松迎え:門松に使用する松を山から切り出す伝統的な作業。
松の内と注連の内
正月事納めは、松の内(または注連の内)の終わりを示しています。松の内とは、正月の期間中に年神様をお迎えしている時期のことです。かつては1月15日までが一般的でしたが、現在では多くの地域で1月7日までとされています。
- 関東地方:松の内は1月7日までとする地域が多い。
- 関西地方:1月15日までとする地域が多い。
正月事納めは大事なのか?
正月事納めは、年神様をお見送りし、新年の締めくくりを行う意味を持っています。松飾りや注連縄を取り外し、新しい年を迎えたことへの感謝と次の年への準備が始まります。
地域ごとの違いと文化的背景
正月事納めの日付や行事は地域によって異なる場合があります。
- 松の内の期間
- 関東:1月1日~7日
- 関西:1月1日~15日
- 注連縄の片付け
地域によって「どんど焼き」などの行事で一緒に焼却する風習があります。 - 「鏡開き」との関係
鏡開きの日程は地域ごとに異なりますが、1月11日(または15日)に行われることが一般的です。鏡餅を割り、お雑煮などでいただきます。
新年行事と次の季節への移行
正月事納めを迎えると、次の季節に向けた準備が始まります。特にこの時期は、小正月(1月15日)やその後の節分・立春といった重要な行事が控えています。新しい年を迎えた清々しい気持ちを保ちながら、日本の伝統的な季節感を楽しむことが大切です。
まとめ
1月8日の正月事納めは、正月行事を終え、日常生活へと戻るきっかけの日です。地域による違いや文化的背景を理解しながら、伝統を大切にすることが日本の正月文化を楽しむ秘訣といえます。新年の感謝を忘れずに、次の季節を迎える準備を進めましょう。
正月事納めで新年を締めくくり、次の季節へ心を整えよう!