4月2日は「国際子どもの本の日」~物語が紡ぐ国際理解の架け橋~【何気ない今日は何の日?】

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4月2日は「国際子どもの本の日」

1967年(昭和42年)、スイス・バーゼルに本部を置く国際児童図書評議会(IBBY)は、子どもの本を通じて国際理解を促進するため、「国際子どもの本の日(International Children’s Book Day:ICBD)」を制定しました。この記念日は、デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805~1875年)の誕生日である4月2日にちなみ、世界中で子どもたちが本の魅力を体験し、国際的な交流の架け橋となることを目指しています。

世界各国の取り組み

IBBY加盟の各国支部では、この記念日に合わせてオリジナルのポスターやメッセージを作成し、SNSやウェブサイトを通じて世界中に発信しています。例えば、2021年(令和3年)には、アメリカ合衆国支部(USBBY)が「The music of words(言葉の音楽)」をテーマに掲げ、言葉のリズムや力を再確認するメッセージを発信しました。

日本における活動

IBBYの日本(Japan)支部である日本国際児童図書評議会(JBBY)が記念日のポスターとメッセージの日本語版を作り、自身のウェブサイトでの公開や各地の公共図書館への配布を実施しています。また、絵本週間推進協議会は、3月27日から4月9日までの2週間を「絵本週間」と位置付け、絵本を通じた交流や読み聞かせイベントを開催。さらに、「子どもと本の出会いの会」も、子どもたちにもっと本を楽しんでもらうために「子どもの本の日」を制定し、積極的な取り組みが進められています。

ハンス・クリスチャン・アンデルセンの遺産

アンデルセンは『人魚姫』や『マッチ売りの少女』など、世界中で愛される童話の名作を数多く生み出しました。彼の作品は世代を超えて読み継がれ、子どもたちに夢や希望、そして多様な文化や価値観を伝える貴重な財産となっています。

まとめ

国際子どもの本の日は、1967年にIBBYによって制定され、4月2日のハンス・クリスチャン・アンデルセンの誕生日にちなむ記念日です。この日を通じて、世界各国では子どもの本を媒介に国際理解と文化交流が促進され、日本でもJBBYを中心にさまざまなイベントが展開されています。絵本週間や各種取り組みを通して、子どもたちが本の持つ力を実感し、豊かな感性を育む絶好の機会となっています。

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