デカフェ、カフェインレス、ノンカフェインの違いとは?

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「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」その違いとは?

カフェやコーヒーショップで「デカフェ」や「カフェインレス」と書かれたメニューを見かけることがありますが、これらは一体どう違うのでしょうか?今回は、「デカフェ」や「カフェインレスコーヒー」の意味、歴史、そして「ノンカフェイン」との違いについて解説します。デカフェコーヒーの味やおすすめの飲み方についてもご紹介いたします。

デカフェとは?

「デカフェ」とは、英語の「decaffeinated」を略したもので、カフェインを除去したコーヒーや飲料を指します。コーヒーだけでなく、紅茶やお茶、エナジードリンク、コーラなどのデカフェ版も存在します。

デカフェの歴史

デカフェの歴史は19世紀にドイツの化学者がカフェインの分離に成功したことに始まります。20世紀初めには、アメリカで世界初のデカフェコーヒーが販売されました。日本でも2018年頃から注目されるようになり、現在では様々なデカフェコーヒーが販売されています。

以下簡単なデカフェの歴史まとめになります。

1819年 ドイツのフリードリープ・フェルディナント・ルンゲがコーヒーからカフェインを単離。
1903年 ドイツで脱カフェイン技術が考案。
1941年 ベリーとウォルターズが水抽出法を開発。
1974年 超臨界二酸化炭素によるカフェイン抽出法の開発。
1978年 西ドイツHAG社が超臨界二酸化炭素抽出の工業化。
2000年 芦原らがチャのカフェイン合成酵素の遺伝子を同定。
2001年 佐野らがコーヒーノキのカフェイン合成酵素の遺伝子を同定。
2003年 佐野らが遺伝子組換え技術を用いたカフェインレスコーヒーノキの作製に成功。
2004年 ブラジルでカフェイン含量の少ないアラビカ種のコーヒーノキの育種に成功

詳しく知りたい方はWikipedia

 

「デカフェ」と「カフェインレス」「ノンカフェイン」の違い

デカフェ

カフェインを取り除いた飲料や食物を指します。デカフェの状態では、完全にカフェインを除去することは難しく、微量のカフェインが残っていることがあります。

 

カフェインレス

「カフェインレス」はcaffeine+lessを合わせた言葉であり、「カフェインをほとんど取り除いてあるもの」を指します。カフェイン含有率が0.1%以下に抑えられており、コーヒーの場合「カフェインレスコーヒー」「デカフェネイティッドコーヒー」とも表示されます。

 

ノンカフェイン・カフェインフリー

ノンカフェインとは、non+caffeineといい「カフェインを含んでいないもの・0に近いもの」を指します。基本的にはもともとカフェインが全く含まれていない飲料や食物を指します。妊娠中やカフェインに敏感な方には、「ノンカフェイン」表示のものを選ぶのが安心です。麦茶、黒豆茶、コーン茶、ルイボスティー、タンポポコーヒーなどの飲み物があります。

 

ちなみに

ノンカフェインカフェインレスは、和製英語のため英語圏では通じにくいです。

デカフェの味

デカフェコーヒーの味は、すっきりとしたシンプルな味わいで飲みやすいのが特徴です。発売当初は「薄い」「コーヒーの風味やコクがない」といった声もありましたが、各企業の努力の結果かなり改善され、普通のコーヒーとほとんど遜色ありません。ちなみにデカフェの味を決めるポイントは「カフェインの除去方法」「豆の品質」「鮮度」だそうです。

デカフェのおすすめの飲み方

健康な成人の場合、悪影響のない1日のカフェイン摂取量は400mgと推奨されています。これは眠気覚ましが一本150mg。ドリップコーヒーが120mg(200㏄)、コーラの場合、一般的な含有量は100mlあたり約10mgです。

コーヒーをたっぷり飲みたい時

カフェインの摂取量を気にせず、コーヒーをたくさん飲みたい時にはデカフェコーヒーがおすすめです。通常のコーヒーは1日3~4杯が目安ですが、デカフェコーヒーを取り入れることで、よりコーヒーを楽しめることでしょう。

カフェオレでミルクの甘みを楽しむ

デカフェコーヒーはミルクとの相性が良く、オーツミルクや豆乳などを使ってアレンジすることで、風味や甘みを楽しめます。この飲み方ですと、デカフェによる風味の違いはほぼ一般の方は気になりません。

 

就寝前、起床時の一杯

デカフェコーヒーはカフェインの含有量は低いので就寝前のリラックスタイムにもぴったりです。夜にコーヒーを飲みたい方や、朝食前にすっきりしたい時にもおすすめです。

世界のカフェインの摂取量について

日本ではカフェインの明確な摂取基準はありませんが、欧米では基準が設けられています。例えば、オーストラリアとニュージーランドでは210mg、カナダでは健康な成人で400mg(コーヒー約3杯)、妊娠中や授乳中の女性で300mg(コーヒー約2杯)となっています。個人差はありますが、1日3~4杯のコーヒーを目安にすると良いでしょう。

 

まとめ

デカフェのコーヒーは美味しいです。ただ、ゼロカロリーの飲み物。あれはダメですね。どうしても人工甘味料の味が強すぎて好きになれません。こちらも早く改善されないものか・・・。

余談でした(>_<)

デカフェやカフェインレスコーヒーを上手に取り入れて、快適なコーヒーライフを楽しみましょう!

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