3月5日は「安藤百福の日」~インスタントラーメンで世界を変えた男の物語~【何気ない今日は何の日?】

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3月5日は「安藤百福の日」

毎日のように食べている「インスタントラーメン」や「カップヌードル」。
そのルーツを辿ると、たった一人の発明家の挑戦にたどり着きます。

3月5日は「安藤百福(あんどう ももふく)の日」
この日は、世界初のインスタントラーメンを開発した「食の革命児」安藤百福の誕生日を記念して制定されました。

安藤百福とは?世界に“お湯だけで食べられるラーメン”を広めた発明家

安藤百福(1910年3月5日〜2007年)は、日清食品の創業者であり、「インスタントラーメンの父」と呼ばれる人物です。

彼の代表的な発明には

  • 世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」(1958年)

  • 世界初のカップ麺「カップヌードル」(1971年)

があります。いずれも、食文化を根本から変えた発明として、日本はもちろん世界中で高い評価を受けています。

「発明こそが歴史を動かす」
安藤百福のこの言葉は、今も多くのイノベーターに影響を与えています。

記念日制定の背景“創造力の大切さ”を次世代へ伝えるために

「安藤百福の日」は、日清食品ホールディングスが2010年(平成22年)に制定。
彼の生誕100周年を機に、「発明の力」「創造の価値」を後世に残す目的で、日本記念日協会に登録されました

この日は、単なる創業者の記念日ではありません。
私たちの“食と暮らし”に革新をもたらした功績を讃え、創造力の尊さを再認識する日なのです。

インスタントラーメン開発の裏側。天ぷらからヒントを得た奇跡の発明

戦後の混乱期。
「誰でも、いつでも、どこでも、すぐに食べられる食事を作れないか?」

そんな思いから、安藤百福は自宅の庭に建てた小さな研究小屋で開発をスタート。
ある日、妻が揚げていた“天ぷら”を見て、「麺を油で揚げて保存できないか?」というアイデアがひらめきます。

こうして生まれたのが、油で揚げて乾燥させる製法「瞬間油熱乾燥法」。
1958年に完成した「チキンラーメン」は、世界初のインスタントラーメンとして爆発的ヒットを記録します。

1971年には「カップヌードル」も誕生。世界の食卓へ

それから13年後。
「海外でも安全に食べられるラーメンを作ろう」と、今度はどこでも食べられる容器入りラーメンに挑戦。

1971年、ついに「カップヌードル」が誕生します。

  • 容器がそのまま食器になる

  • お湯を注ぐだけで3分

  • スープがこぼれにくく持ち運び可能

このアイデアは世界中で受け入れられ、2024年現在、世界80ヵ国以上で販売、累計販売数は400億食以上にのぼります。

安藤百福のレガシーを体感できる記念館

安藤のふるさと・大阪府池田市には、彼の発明を体験・学習できる施設

  • 安藤百福発明記念館 大阪池田(旧称:インスタントラーメン発明記念館)

があります。
自分だけのオリジナルカップヌードル作りが体験できるなど、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。

関連する記念日

安藤百福の日は“創造の力”にありがとうを伝える日

チキンラーメンもカップヌードルも、最初はたった一人の発想から始まりました。
それが世界中の食卓に革命をもたらし、「発明が人を救う」という哲学を証明した男の物語が、私たちの毎日を支えています。

「食足りて、世は平らか」
安藤百福のこの言葉を胸に、今日もありがたく一杯のラーメンをすするぅぅ。

「たった3分の裏に、何年もの挑戦・努力がある!」

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