12月6日は「姉の日」
姉がいるって、ちょっと誇らしい。しっかり者で優しい“お姉ちゃん”にありがとうを伝えよう。
12月6日は「姉の日」。
この記念日は、しっかり者で面倒見がよく、時に母親のような存在でもある“姉”に感謝の気持ちを伝える日として知られています。
「妹の日」や「兄の日」などと並び、兄弟姉妹それぞれを象徴する記念日がある中、「姉の日」はどんな由来で誕生したのでしょうか?
また、なぜ12月6日なのか? この記事ではその背景や由来、関連記念日、姉という存在の魅力までをわかりやすく解説します。
「姉の日」とは? 由来と意味
「姉の日」は、漫画家で兄弟姉妹の関係性を研究していた畑田国男氏によって1992年に提唱された記念日です。
この日付が12月6日に定められたのは、以下の2つの理由があります。
-
9月6日の「妹の日」から3か月後
-
ヨーロッパで「サンタクロース・デー」と呼ばれる日であり、伝説的な“三姉妹”の逸話が残されている日であること
サンタクロースと“三姉妹”の物語
12月6日は、聖ニコラウス(サンタクロース)の命日にあたります。
この聖人は慈悲深い行動で知られており、特に「三姉妹伝説」は有名です。
かつて、ある貧しい家庭に3人の姉妹がいました。長女は家族を養うため、身を売ることを決意していました。その話を聞いたニコラウスは心を痛め、夜中にこっそりその家を訪れ、金貨を窓から投げ入れました。
すると、その金貨はちょうど暖炉前の靴下の中に入り、家族は救われました。
この逸話は、「クリスマスに靴下を下げてプレゼントをもらう風習」の起源ともいわれています。
この伝説から、“姉”という存在には犠牲的精神・思いやり・優しさがあると考えられ、「姉の日」の制定へとつながっていったのです。
姉はどんな存在? 日本における“姉”のイメージ
姉という存在は、日本の家庭や文化の中で以下のようなイメージを持たれることが多いです。
-
面倒見が良い
-
弟や妹の手本になる存在
-
気配り上手
-
時に厳しく、でも根底には深い愛情がある
実際、弟・妹からすると、母親よりも身近な“人生のナビゲーター”のような立場になることも。
大人になって振り返ってみると、姉の言葉や行動に救われた経験があるという人も少なくないはずです。
関連する兄弟・姉妹の記念日一覧
「姉の日」以外にも、兄弟姉妹に関する記念日はいくつか存在します。まとめてチェックしておきましょう。
豆知識:日本の“姉”にまつわることわざ・表現
-
「姉は母代わり」:母親のように家庭を支える役割を姉が担うこと。
-
「姉御肌(あねごはだ)」:頼りがいのある、面倒見のよい女性を指す表現。
-
「年の功」:姉や年上の女性が培った知恵や経験が、頼れる存在であることを示す言葉。
「姉の日」に感謝を伝えてみよう
12月6日の「姉の日」は、普段なかなか言えない感謝の気持ちを伝える絶好のチャンスです。
「小さい頃はケンカばかりだったけど、大人になった今、頼りになる存在です」
「何も言わなくてもそっと支えてくれてありがとう」
そんな一言でも、姉にとっては何より嬉しいはず。
メールやメッセージ、電話でもいいので、ぜひこの日に「ありがとう」を届けてみてはいかがでしょうか。

「“姉”という名の人生の先輩に、今日は素直に感謝してみよう。」