10月10日は「まぐろの日」~万葉集にも詠まれた日本の味覚~【何気ない今日は何の日?】

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10月10日は「まぐろの日」

1986年(昭和61年)、日本鰹鮪漁業協同組合連合会(現:日本かつお・まぐろ漁業協同組合)が、10月10日を「まぐろの日」と制定しました。

日付の由来は、奈良時代の歌人・山部赤人が聖武天皇に同行して明石を旅した際に詠んだ歌にあります。
『万葉集』(巻6・938段)には、「鮪(しび=まぐろ)釣ると海人船散動ぎ…」と歌われており、当時からまぐろが人々の暮らしを支えていたことがわかります。

この記念日は、まぐろの消費拡大と漁業の発展を願い制定され、毎年10月10日前後にはPRイベントなども行われています。

日本かつお・まぐろ漁業協同組合とは?

「日かつ漁協」は、漁業関係者による業界団体で、遠洋かつお・まぐろ漁業の振興を担っています。
東京都江東区に事務局を置き、以下のような活動を行っています。

  • 漁業者への指導事業:安全操業の徹底

  • 天然資源の保護:持続可能なまぐろ資源の維持管理

  • 経済事業:漁業経営の安定化支援

こうした取り組みは、私たちが日々おいしいまぐろを味わえる基盤となっています。

まぐろとはどんな魚?

マグロ(鮪)は、スズキ目サバ科マグロ属に分類される外洋性の回遊魚です。世界各地で漁獲され、日本の食文化に欠かせない存在です。

主な種類

  • クロマグロ(本マグロ)

  • ミナミマグロ

  • メバチマグロ

  • ビンナガマグロ

  • キハダマグロ

それぞれ味わいや用途が異なり、寿司・刺身・ステーキ・缶詰など、多彩な料理に使われています。

部位と味わい

まぐろは部位ごとに脂の含有量が違い、味わいも変わります。

  • 赤身:さっぱりとした旨味

  • 中トロ:赤身と脂のバランスが絶妙

  • 大トロ:濃厚でとろける食感

「トロ」という言葉は、脂の多さから「口の中でとろける」様子に由来すると言われています。

まとめ

10月10日の「まぐろの日」は、万葉集にまで登場する日本の味覚を記念する日です。
古代から現代まで、日本人の食卓を彩ってきたまぐろは、寿司や刺身をはじめ、世界中の人々に愛される存在となりました。持続可能な漁業を守りながら、次の世代へもその美味しさを伝えていき

赤身から大トロまで――まぐろは“日本のごちそう”の象徴だ!

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