10月14日は「世界標準の日」~国際社会を支えるISO・IECの記念日~【何気ない今日は何の日?】

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10月14日は「世界標準の日」

毎年 10月14日 は「世界標準の日(World Standards Day / International Standards Day)」。
国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が1960年に制定した国際的な記念日です。

世界標準の日の由来

1946年10月14日、25ヵ国の代表がイギリス・ロンドンに集まり、標準化を推進する世界的な組織を創設することを決定しました。
この歴史的な会議を記念して「世界標準の日」が誕生。
世界中で標準化を支える人々に感謝するとともに、国際社会における標準化の重要性を再確認する日となっています。

日本での取り組み:「産業標準化推進月間」

日本では1954年に「工業標準化振興週間」を開始。
その後、

  • 1994年:「工業標準化推進月間」に改称

  • 2019年:「産業標準化推進月間」に改称

現在では10月を通じて、普及活動や講演会、表彰事業などが行われています。経済産業省や関連団体も積極的に情報発信を続けています。

世界標準の身近な例

「標準」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、私たちの生活に深く関わっています。

  • 交通信号機 → 世界的に「緑・黄・赤」で統一

  • 船舶・航空機の航行 → 世界共通で右側通行

  • ネジや電気製品の規格 → ISO規格で安全性と互換性を確保

こうしたルールがあるからこそ、世界中で製品やサービスがスムーズに流通しているのです。

「グローバル・スタンダード」という言葉

日本では「グローバル・スタンダード」という表現がよく使われます。
これは国際標準(international standard)から派生した比喩的な言葉で、特に1997年以降に多用されるようになりました。
ただし、日本独自の和製英語とされ、海外ではあまり使われていません。

標準化は国際社会を動かす見えない力

10月14日の「世界標準の日」は、単なる業界向けの記念日ではなく、
国際取引・安全性・利便性を支える大切な日です。

普段意識することは少なくても、私たちの暮らしは「標準」に守られています。
この日をきっかけに、世界のルールや規格の存在に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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