12月27日は「ピーターパンの日」
1904年（明治37年）のこの日、イギリスの劇作家ジェームス・バリーによる名作『ピーターパン（Peter Pan）』が、ロンドンで初めて舞台上演されました。この初演こそが、後に世界中で愛される“永遠の少年”が誕生した瞬間です。
ピーターパン誕生の背景
もともとこの物語は、バリーの小説『小さな白い鳥（The Little White Bird）』の中に登場する短編として生まれたものでした。その後、バリー自身の手によって何度も筆が加えられ、ついに『ピーターパン』として独立した童話劇へと発展します。
初演された『ピーターパン』は、「大人にならない少年」が妖精ティンカーベルやロストボーイズとともにネバーランドで冒険するという夢と空想に満ちた世界観で、たちまち観客の心を掴みました。その人気はロンドンを飛び出し、ニューヨーク公演でも大ヒットを記録。
世界中で愛され続ける永遠の名作
1953年（昭和28年）にはウォルト・ディズニーによってアニメ映画化され、より多くの人々に知られるようになりました。ピーターパン、ティンカーベル、フック船長、そしてロストボーイズ。彼らが繰り広げる物語は、「子どもの心を忘れないことの大切さ」を今も私たちに語りかけてくれます。
ネバーランドという“時が止まった場所”は、現実に疲れた大人たちにとっても心の逃避地。大人になることの意味を考えさせられる不思議な魅力が、この作品には宿っています。
まとめ
12月27日の「ピーターパンの日」は、誰もが一度は夢見た“空を飛ぶ自由”と“子どもの心”を思い出す日です。永遠の少年ピーターパンがくれるメッセージは、時代を超えて私たちに勇気と希望を与え続けています。
大人になんてなりたくない――その気持ちが、新しい夢を生み出すんだ。
