12月7日は「世界KAMISHIBAIの日」
12月7日は、日本の伝統的な文化である「紙芝居」を愛する人々が国境を越えて集まり、紙芝居の魅力を共有する「世界KAMISHIBAIの日」です。この記念日は、2001年に東京都三鷹市で創立された「紙芝居文化の会」により制定され、2018年に日本記念日協会の認定を受けました。「KAMISHIBAI」の名の通り、紙芝居を通じて国内外で平和や共感を広げることがこの日の目的です。
紙芝居文化の会とその活動
紙芝居文化の会は、紙芝居に関心を持つ人々が集まり、研究や発表を通して紙芝居の普及活動を行う団体です。紙芝居の奥深い魅力を国内外に伝えることを目標とし、特に国際的な交流を通じて多くの人にその楽しさを届けたいという思いから、この記念日が設定されました。毎年この日には、紙芝居に関するイベントが開催され、紙芝居ファンや愛好者が集まって演じたり、交流したりする場が提供されています。
紙芝居の歴史と魅力
紙芝居は、絵を使いながら語り手が物語を演じていく、日本独自のパフォーマンス芸術です。特に1930年頃の昭和初期に「街頭紙芝居」として発展し、駄菓子屋の店頭などで子供たちの注目を集めてきました。1950年代からは出版物としても普及し、児童文化の一部として確立しました。現在では、日本だけでなく、世界中に広がり始めており、様々な言語や文化に合わせた紙芝居が制作されています。
紙芝居の最大の魅力は、語り手と観客が一体となり、物語を共に感じる「共感の世界」を作り上げる点にあります。この共感の体験は、観客同士の心を繋ぎ、絆を深めるきっかけにもなります。
世界中で愛される紙芝居文化
「世界KAMISHIBAIの日」には、紙芝居文化の会を通じて、平和と共感のメッセージが世界中に発信されています。紙芝居は単なるエンターテイメントにとどまらず、異文化交流や多様な背景を持つ人々の架け橋となるツールとしても注目されています。この日には、国内外の愛好者が集まって紙芝居を演じ、楽しみ、互いに共感の輪を広げていく活動が行われます。
紙芝居の魅力を感じたい方、あるいは興味がある方は、ぜひこの日をきっかけに紙芝居の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
リンク:紙芝居文化の会