8月5日は日本初のタクシー営業開始を記念する日
1984年（昭和59年）に東京乗用旅客自動車協会（現：東京ハイヤー・タクシー協会）が「タクシーの日」を制定し、翌1985年から実施されています。この記念日は、全国乗用自動車連合会（現：全国ハイヤー・タクシー連合会）によって全国統一キャンペーンとしても実施されています。
タクシーの日の由来
「タクシーの日」は、1912年（大正元年）8月5日に日本で初めてタクシーの営業が開始された日を記念日としています。この日、東京・有楽町の数寄屋橋にあったタクシー自動車株式会社が営業を開始し、日本初のタクシー事業を開始しました。使用された車両はT型フォードで、6台のタクシーから始まりました。2012年（平成24年）に、日本初のタクシー事業から100周年を迎えました。
タクシーの日の全国統一テーマ
2006年（平成18年）6月には、「タクシーの日」のキャンペーンにあたって全国統一テーマ・キャッチフレーズが募集され、応募作品の中から「タクシーが つなぐ人の輪 地域の輪」が採用されました。このフレーズは、タクシーが地域社会や人々のつながりを支える重要な役割を果たしていることを表現しています。
タクシーの日の意義と目的
「タクシーの日」は、タクシー業界の発展とタクシーの重要性を再認識するための日です。この日を通じて、タクシーが果たしてきた歴史的役割や現代における重要性を広く周知し、利用者と業界の信頼関係を強化することを目的としています。また、タクシー運転手や関連業界の人々への感謝の気持ちを伝える機会でもあります。
タクシーの日のイベント
「タクシーの日」には、全国各地で様々なイベントやキャンペーンが実施されます。例えば、タクシーに関するクイズや展示会、試乗会などが行われ、タクシーの歴史や最新のサービスについて学ぶことができます。自動点呼ロボットの展示等の他、タクシー運転手による交通安全講座や地域貢献活動も行われ、地域とのつながりを深める取り組みが展開されます。
まとめ
「タクシーの日」は、日本のタクシー業界の歴史と発展を記念する特別な日です。タクシーが地域社会や人々の生活に与えてきた影響を再認識し、その重要性を広く知る機会です。この日を通じて、タクシーの利用促進や業界の発展を知るとともに、今一度タクシーの在り方を考えてみてください。
