11月1日は「点字の日・日本点字制定記念日」~日本語の点字が誕生した日~【何気ない今日は何の日?】

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11月1日は「点字の日・日本点字制定記念日」

普段の生活の中で、エレベーターのボタンや駅の券売機、手すりなどに小さな凸凹がついているのを見かけることは多いのではないでしょうか。11月1日は「点字の日」および「日本点字制定記念日」とされています。

視覚障害を持つ方にとって大切な情報伝達手段である点字ですが、日本語に適した形として整えられるまでには先人たちの試行錯誤がありました。今回は、日本の点字が生まれた背景や、この日にまつわるエピソードをご紹介します。

日本語用点字が正式に採用された歴史

1890年(明治23年)の11月1日、日本語を書き表すための点字が正式に決定されました。

それまでの日本では、欧米の点字を利用したローマ字綴りによって表現されていましたが、日本語の文章をスムーズに読み書きするには適していませんでした。そこで官立東京盲唖学校の校長であった小西信八が、日本語のかな文字に合わせた点字の研究を依頼したと伝えられています。

教員や生徒から複数の案が出され、日本点字選定会で検討された結果、教員の石川倉次が考案した「石川案」が満場一致で採用されたとされています。この選定によって、現在の日本語点字の基礎が築かれました。

現在では街中のさまざまな場所に点字が設置され、バリアフリーな社会を支えています。

  • エレベーターの階数ボタンや操作パネル
  • 駅の自動券売機やホームの手すり
  • 缶飲料や調味料などの容器のフタ部分
  • 公共施設や銀行のATMの案内表示

記念日の制定と普及に向けた取り組み

「日本点字制定記念日」は、神奈川県大和市に事務局を置く特定非営利活動法人・日本点字普及協会によって制定され、一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。毎年この時期には全国各地で点字の普及を促進する催しが開催されているといわれています。

なお、1月1日は日本初の点字新聞「あけぼの」が創刊されたことに由来し、「日本初の点字新聞『あけぼの』創刊記念日」に定められているなど、点字文化の発展を振り返る日は年間を通して大切にされています。

「点字の日・日本点字制定記念日」のおすすめの過ごし方

何気なく通り過ぎてしまう日常の中で、点字の存在を意識してみるだけでも新たな発見があります。今日は以下のような過ごし方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

まずは、自宅や外出先で「身の回りにある点字」を探してみるのがおすすめです。シャンプーボトルの突起や缶飲料のフタ、家電のリモコンなど、意外な場所に施されている工夫に気づくきっかけになります。

また、6つの点の配置でひらがなや数字を表す「点字の仕組み」を少し調べてみるのも有意義です。母音と子音の法則を知ると、暗号を解くような知的な面白さを感じられるかもしれません。

まとめ

11月1日の「点字の日・日本点字制定記念日」は、明治時代に石川倉次によって考案された日本語用点字が正式に採用されたことに由来する日です。

小さな凸凹に込められた思いや歴史を知ることで、誰もが暮らしやすい環境づくりへの理解が深まります。普段は見過ごしがちな足元や手元の点字に目を向け、思いやりや工夫の形に触れてみる一日にしてみてはいかがでしょうか。

缶飲料やエレベーターでよく見かける点字が、明治時代の先生の工夫から始まったと知ってとても勉強になりました。

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