【5月1日】は「扇の日」【今日は何の日?】

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5月1日は「扇の日」になります。1990年に「恋の日、扇子・うちわの日」として扇子団扇商工協同組合が制定しました。

 

平安王朝の時代、5月1日(旧暦4月1日)は宮中で『給扇の儀』が執り行われる日だったと言われています。『給扇の儀』とは夏の到来に備えて、帝から内侍に柳筥に納めた夏扇を賜る儀式です。

 また当時、扇は「想いを伝える」道具としても使われていました。日本文学の代表的 “恋” 物語として有名な紫式部の『源氏物語』にもそのような用いられ方をしていました。例えば、光源氏と夕顔の君の出会いの場面です。光源氏が御所からの帰りに病にかかった乳母の見舞いに行った時のこと、隣家には夕顔の花がたくさん咲いている家がありました。光源氏がその花を取ろうとすると、女童が出てきて、白扇に書かれた歌を贈られます。「あて推量ながら、あるいはと存じまする。白露に光る夕顔の花、光り輝くあなた様はもしや・・・」と。当時は女性から男性に直接声をかけたりすることが珍しい、あるいは失礼に当たる時代。自分の想いを歌にして、扇にかきつけて贈るという習慣があったそうです。

そこで、5(コ)1(イ)の日としての意味もかねて、扇の日を5月1日に設定したそうです。

皆さんも扇で想い伝えてみませんか?

 

 

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