【体験談】FXで人力トレードは本当に稼げるのか?疲弊した私がスワップポイント投資にたどり着いた理由

こんにちは、FX歴10年目の私です。
今回は、実際に私が「朝9時から午後3時までチャートに張り付きトレード」した1日の結果と、そこから考えた「スワップポイント投資」の有効性についてお話しします。
結論から言うと、人力(裁量)トレードで安定して稼ぐのはかなり難しく、精神的にも時間的にも消耗します。(個人的意見です)
実はFX歴1年のときに裁量トレードをしていたのですが、精神的に摩耗しその後ずっとFXの取引からは足が遠のいていました。なのでペーパーゴールドFX免許です。そのため今回は、違う面からFXを攻略しようと考えて記事にしました。
この記事では、FX歴10年の私が実際に体験した「負けトレード」と、そこから得た教訓、そして今注目しているみんなのFXを使った「スワップポイント投資」の魅力を初心者向けにわかりやすく解説します。
朝9時から15時までチャートと格闘した一日
実際のトレードの様子
この日、私は「勝率の高い時間帯」と言われる東京市場オープン(午前9時)から欧州勢が本格参入してくる直前(午後3時)まで、チャートとにらめっこしながら裁量トレードを行いました。
主にドル円の通貨ペアで短期のスキャルピングを実施しました。軍資金は15万円。最大lot数は2.6くらいでしたので2lotで回していました。それの結果が下の動画になります。
この動画をみてわかるようにマイナスは大きく、プラスは小さいことがわかるかと思います。これは、マイナスの時は反転する、反転すると思いながらずるずるとマイナスが嵩んでいき、反対にプラスの時は反転するな、するなよと思ってしまい利確してしまっているために起こっていることです。
結果:合計損益マイナス3,505円
金額としては小さいですが、精神的なダメージが大きかったのが正直なところです。
チャートに張り付き、1分足・5分足を見続け、タイミングを見計らってエントリー・イグジットを繰り返す作業は、予想以上に集中力と体力を消耗します。一日他の仕事が手につかなくなてしまいました。
なぜ人力トレードは難しいのか?
相場は予測できない
チャートパターンやテクニカル分析に基づいたエントリーをしても、思った通りに動いてくれることはほとんどありません。
特に私のように初心者の場合は、トレンドの見極めやエントリーポイントの選定が甘く、損切りが続いてしまうことも多いです。
感情のコントロールが難しい
含み損を抱えてしまうと「戻ってくるかも」という希望的観測に支配され、損切りが遅れます。逆に、含み益が出ると「また下がったらどうしよう」と早すぎる利確をしてしまい、結果的に期待値の低いトレードになります。
時間と集中力が必要
裁量トレードは「時間の切り売り」とも言えます。
1日に数時間、しかも高い集中力を維持しながらトレードを続けることは、精神的にも肉体的にも非常に大きな負担です。
トレード後の虚無感と「本当にこの方法で稼げるのか?」という疑問
負けトレードの後に残るのは、疲労と自己嫌悪。
「今日の数時間は何だったんだろう」「運が悪かっただけか?自分の手法が悪いのか?」と悩みます。
ふと冷静になって考えると、裁量トレードは以下のようなハードルがあることに気付きました。
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利益が不安定で再現性が低い
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メンタルの状態に大きく左右される
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継続性がない(生活に支障が出る)
目指すのは「毎日チャリン」の小さな資産形成

そんな中で出会ったのが「スワップポイント投資」です。
金利の高い新興国通貨であるトルコリラは、政策金利が40%台と非常に高いため、スワップポイント(ポジションを持っているだけで日々受け取れる金利収入)が非常に魅力的です。
とはいえ、為替変動リスクも大きいのが現実。そこで重要になるのが「いかに安全に」「効率よく」スワップを得られるか。今回は、いわゆる「両建て」戦略ではなく、スプレッドが狭く、スワップポイントが高いFX口座を活用して現物買いのみで戦うという方向に舵を切りました。
なぜ、両建てにすることをしなかったのかなどをこれからご説明していきたいと思います。
スワップポイントとは?
スワップポイントとは、異なる金利の通貨を取引することで得られる「金利差収益」のことです。
高金利通貨を買って低金利通貨を売ることで、ポジションを保有している間、毎日一定のスワップポイントがもらえる仕組みです。
例:南アフリカランド円やメキシコペソ円
現在(2025年時点)、以下のような通貨ペアがスワップ投資で人気です。
通貨ペア | 1万通貨あたりの1日スワップ(参考) |
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メキシコペソ/円 | 約20〜30円 |
南アフリカランド/円 | 約15〜25円 |
トルコリラ/円 | 約30〜40円(ただし値動きが激しい) |
※FX会社により異なります
スワップ投資のメリットと注意点
メリット
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時間を使わなくていい:ポジションを保有しておくだけ
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精神的に楽:チャートに張り付く必要なし
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中長期で安定した収益が期待できる
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複利運用も可能:スワップで得た利益を再投資できる
注意点
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為替変動リスク:高金利通貨はボラティリティが高い
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スワップポイントの変動:政策金利次第で減少することも
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長期的に下落傾向の通貨もある:為替差損に注意
一瞬は考えた両建て戦略とは?
実は当初、「みんなのFXを使用して、スワップ差を活かした両建て運用をする」というアイデアも検討していました。みんなのFX口座内にはLIGHTペアモードと通常モードが同一口座内にあるため両建てのリスクはかなり低いと考えたためです。

どういうことか軽くご説明させていただきます。
両建て戦略とは、スワップポイントの受取額と支払額に差がある2社の口座を使って、片方で買い、もう片方で売ることで、為替リスクを抑えつつスワップの差額を得るという戦略です。
一見魅力的ですが、実際にシュミレーションしてみると管理が非常に煩雑で、スプレッドやスワップの改定によって安定性が落ちる、資金がかなり必要だと感じました。

詳しくは下の記事に書いてありますので良ければ読んでください。

最終的に採用したのは「単純買い×高スワップ×低レバレッジ」
検討に検討を重ね、検討を加速した結果、私が選んだのは「みんなのFXでのトルコリラ買いポジションのみ保有して、スワップポイントを地道に積み上げる」というシンプルな手法です。
▼この方法のポイント
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高金利通貨「トルコリラ円」を買いで保有
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レバレッジは1〜2倍程度に抑える(証拠金2万円に対し1〜2万通貨)
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スワップの安定感がある「みんなのFX」を利用
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毎日もらえるスワップポイントを再投資 or 生活費の足しに
- 最低でも証拠金維持率は300%は切らないようにする。500%あれば一安心。
実際に1万通貨(1lot)でどれくらいのスワップがもらえるのか?
執筆時点(2025年6月)では、トルコリラ円の買いスワップは1日あたりおよそ30〜40円/1万通貨。
つまり…
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1万通貨保有 × 30日 = 月900円〜1,200円
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年間でおよそ1万円前後のスワップ収益が見込めます。

1万通貨でこれなんですからもっと増やしたら・・・最高です!
もちろん、為替が下がれば含み損が出る可能性もありますが、少額から始めて長期的に積み立てていくことで、リスクを分散しながら育てていくことができます。
特に今はキャンペーン中でトルコリラのスワップポイントが増量中。このスワップポイントを見てください。10万通貨なんですが・・・もうすごい・・・としか言えません。買いスワップを買うためにスプレッド(手数料)を1.38銭つまりは10万通貨買ったので1380円払ったのですがすぐにペイできそうな感じです。
メリットと注意点まとめ
◎ メリット
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毎日スワップ収入が入る「不労所得感」
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複利でコツコツ増やせる(再投資も可能)
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少額(1万通貨につき2万円程度)から始められる
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買いのみでシンプルな運用が可能
- 40%を超える場合もある超高利回り
△ 注意点
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トルコリラは為替変動が大きい
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政策金利やスワップ条件の変動リスク
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レバレッジをかけすぎるとロスカットリスクが高まる
\ 実際に私が使っているFX口座はこちら /
👉 みんなのFXの公式サイトはこちら
「小さく始めて、長く育てる」自分のライフスタイルに合った投資法を
トルコリラスワップポイント生活は、資産形成の一つの手段として魅力があります。ただし、ハイリターンの裏には相応のリスクもあるため、「いきなり大きく張る」のではなく、まずは月1,000円を目指すスモールスタートをおすすめします。
少額からでも、毎日のスワップ収入を楽しみにしながら、着実に運用を進めていけるのがこの手法の魅力です。
久しぶりのトレード体験を通じて感じたのは、「チャートに張り付く人生は疲れる」ということでした。
もちろん、短期売買で安定して勝てる人もいますし、それを否定するつもりはありません。
しかし、自分の時間を犠牲にしてストレスを抱えながらやる裁量トレードは、少なくとも私にとっては「コスパが悪い」と感じました。
その点、スワップポイント投資は比較的ローリスク・ローリターンで、時間も取られず、サラリーマンや副業投資家に向いている投資法だと思います。
今後の戦略
私は今後、以下のような形でFXに取り組む予定です。
- 主軸はスワップポイント投資でコツコツ資産を積み上げる
- 長期保有前提で損切りルールを緩やかに設定
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20,000円軍資金ができたらトルコリラ円 1万通貨(1lot)買い
最後に
投資には「自分に合ったスタイル」があると思います。
もし、あなたも「裁量トレードに疲れてきた」と感じているなら、一度スワップポイント投資を検討してみるのもよいかもしれません。
時間的・精神的な余裕を保ちつつ、資産をゆっくりと育てていく――そんなスタイルも立派な投資の形だと、私は思います。
スワップポイント生活についてはこれから月ごとにお伝えできたらと考えています。

ではまたお会いできることを祈っています。