毎月17日は「減塩の日」
「減塩の日」は、日本高血圧学会によって平成29年に制定されました。5月17日の「世界高血圧デー」にちなみ、健康への意識を高めるために毎月17日を「減塩の日」としています。この日は塩分摂取を見直し、健康的な食生活を意識する良い機会です。
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日本人の塩分摂取量は大丈夫?
成人の食塩摂取量(令和元年国民健康・栄養調査)
- 男性:10.9g/日
- 女性:9.3g/日
目標量は、男性7.5g以下、女性6.5g以下であるため、現状の摂取量は目標を大幅に超えています。特にしょうゆやみそなどの調味料や、加工食品に多くの塩分が含まれていることが課題です。
なぜ減塩が必要なのか?
食塩の過剰摂取は、様々な健康リスクを高める要因になります。
- 高血圧:加齢に伴う血圧上昇を促進させます。
- 脳卒中・心臓病:血管疾患リスクの増加します。
- 胃がん:食塩濃度の高い食事が胃壁に負担をかける可能性があります。
- 腎不全:塩分過多が腎臓機能に影響します。
今日から始める減塩生活
塩分摂取を減らすことで、高血圧予防や胃がんリスク軽減が期待できます。「こ」「う」「や」「さん」を活用して、おいしく減塩生活を始めましょう!
減塩のポイント
- めん類の汁を飲み干さない
- スープを残すだけで2g程度の塩分をカットできます。
- 「こ」「う」「や」「さん」で楽しく減塩
- こ:香辛料を上手に使う(胡椒や山椒など)
- う:うま味を活用(だしや酢)
- や:野菜をたっぷり使う(素材の味を引き立てる)
- さん:酸味を活かす(レモンや酢)
- 塩をふるタイミングを料理の最後に
- 少量の塩でも風味を感じやすくなります。
- 食卓に調味料を置かない
- 直接「かける」のではなく、小皿に取り分けて「つける」習慣をつけることで塩分をカットできます。
まとめ
「減塩の日」は、日々の塩分摂取量を見直し、生活習慣を改善するきっかけとなる日です。健康的で長生きするためには、「おいしく無理のない減塩」を続けることが重要です。ぜひ、「こ」「う」「や」「さん」の工夫を取り入れて、減塩生活を始めてみませんか?
「こ・う・や・さん」でおいしく減塩!