10月1日は「uni(ユニ)の日」
「uni(ユニ)の日」とは?
毎年10月1日は、「uni(ユニ)の日」として記念日に登録されています。この日は、三菱鉛筆株式会社が製造・販売する高級鉛筆「uni(ユニ)」の誕生日です。
1958年(昭和33年)10月1日に初めて発売された「uni」は、なめらかな書き心地と美しい軸色で瞬く間に人気となり、現在まで高級鉛筆の定番ブランドとして愛され続けています。
この記念日は、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。
「uni(ユニ)」とは?ブランドの魅力と特長
日本が誇る高級鉛筆ブランド
「uni(ユニ)」は、三菱鉛筆が長年の研究と開発を重ねて完成させた、高品質な黒鉛鉛筆です。発売当時から話題となったその理由は、以下の3つに集約されます。
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なめらかな書き味
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均一な芯質による折れにくさ
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洗練された黒と赤のデザイン(通称:ユニ色)
「Bの黒さ」で「Hの硬さ」を目指すという難題に挑み、芯の素材には均質な微粒子を採用。これにより、筆圧に左右されず、常に安定した濃さと硬さを保つことに成功しました。
長年のロングセラー「uni(ユニ)」の進化
① uni(ユニ)
発売当初から変わらぬデザインとクオリティを保つ基本モデル。学習用からビジネスまで幅広く対応。
② Hi-uni(ハイユニ)
より上質な黒鉛と芯の均質化を追求し、世界最多の22硬度(10H~10B)をラインアップ。プロのデザイナーやイラストレーターに愛用されています。
③ uni star(ユニスター)
学生や一般ユーザー向けに、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気。学習用や試験用に最適。
「uni」が変えた日本の筆記文化
戦後の教育を支えた1本
1950年代、日本では鉛筆は主に学童用の実用品という位置づけでした。しかし、「uni」の登場により、「高級鉛筆という新たなカテゴリー」が生まれ、文房具に“品質”と“使い心地”を求める文化が形成されていきました。
特にuniは、当時の受験戦争を戦う学生や、創作活動をするプロのクリエイターたちにとって欠かせない筆記具となり、「uniを使えば成績が伸びる」とまで言われるほどでした。
文具ファン必見!「uni」の魅力を深掘り
ユーザーに愛され続ける理由
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品質の一貫性:書き味や濃さがブレないことで、筆記時の安心感が違う。
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長時間使用でも疲れにくい:芯のなめらかさが筆圧の負担を軽減。
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デザイン性:黒と赤の洗練された軸色は、大人も使いやすい落ち着きある佇まい。
海外でも高評価
uniシリーズは海外でも高い評価を受けており、「Japanese pencil=uni」と認識する人も多く、まさに日本を代表する鉛筆ブランドのひとつです。
関連する記念日
日付 | 記念日名 | 内容 |
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1月11日 | シャー芯の日 | シャープペンの替芯にちなんだ日 |
5月2日 | えんぴつ記念日 | 日本で初めて鉛筆が工場生産された日 |
9月23日 | 万年筆の日 | 万年筆の特許取得日 |
11月3日 | 文具の日 | 文化の日と関連づけた文房具全体の記念日 |
まとめ
「uni(ユニ)の日」は、単なる発売記念日ではなく、日本の文房具文化が世界に誇る技術と美しさを再認識する日でもあります。
文房具の中でも、鉛筆というシンプルな道具に秘められたこだわりと品質。忙しい毎日の中で、あえて「手で書く時間」を作ることで、心が整い、集中力が高まる効果もあります。

10月1日は“文具愛”を再確認する日に