11月23日は『お赤飯の日』
お赤飯の日とは？
毎年11月23日は、日本の伝統的な祝いの食事であるお赤飯の魅力と文化を広く伝えるために制定された「お赤飯の日」です。
この記念日は2010年（平成22年）、お赤飯の日制定委員会、加工赤飯のトップメーカーであるアルファー食品株式会社、そして一般社団法人 赤飯文化啓発協会によって制定されました。
日付の由来
この日付は、古来より行われてきた新嘗祭（にいなめさい）に由来します。新嘗祭とは、その年に収穫された新穀を神に捧げ、恵みに感謝する儀式です。
かつては赤飯の起源ともされる赤米や五穀を、感謝の気持ちを込めて新嘗祭に奉納してきました。
現代では、この日は国民の祝日「勤労感謝の日」となり、感謝の意味合いは形を変えながらも受け継がれています。
お赤飯の文化と歴史
お赤飯は、日本人にとってハレの日の象徴ともいえる料理です。結婚式やお宮参り、成人式、入学式、長寿祝いなど、人生の節目には必ずといっていいほど食卓に並びます。
その鮮やかな赤色には、魔除けや邪気払いの意味が込められており、古くから人々の生活に深く根付いてきました。
記念日の認定と活動
「お赤飯の日」は、赤飯文化啓発協会によって日本記念日協会に正式に認定・登録されています。
協会では、赤飯を通じて世界に誇れる日本の食文化を広める活動を続けており、学校給食やイベントなどでも普及啓発が行われています。
まとめ
11月23日の「お赤飯の日」は、新嘗祭という古来からの収穫感謝の儀式を背景に、日本の祝い食文化を未来へ継承する日です。赤飯は単なる食事ではなく、人生の節目や大切な瞬間を彩る“ハレの日”の象徴。鮮やかな赤色に込められた魔除けの意味や、祝いの心は時代を超えて受け継がれています。この日をきっかけに、家族や仲間とお赤飯を囲み、感謝と喜びを分かち合ってみてはいかがでしょうか。
「赤色に込められたのは、祝いと感謝の心！」
リンク：アルファー食品株式会社、赤飯文化啓発協会
