毎日の暮らしのなかには、知ると誰かに話したくなるような記念日が存在します。10月4日も、外食文化やデザインにまつわるユニークな記念日として親しまれています。
10月4日は「ラーメンフォークの日」
10月4日は「ラーメンフォークの日」とされています。愛知県名古屋市に本社を置き、ラーメンや甘味などを提供するチェーン「スガキヤ」を展開するスガキコシステムズ株式会社によって制定されました。
日付の由来は、数字の「1」と「0」を組み合わせてスプーンの形状に見立て、先端にある爪が4本であることから「4」を合わせて10月4日としたものと伝えられています。スープ用のスプーンと麺用のフォークが一体となった「ラーメンフォーク」を、より多くの人に親しんでもらうことを目指し、2022年に一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されました。
環境への配慮から生まれた世界的デザイン
スガキヤでラーメンを注文すると添えられるラーメンフォークは、1978年に登場しました。その開発には、単なる利便性だけでなく環境意識が大きく関わっています。
当時、割り箸の大量消費による環境問題に配慮して開発されたとされており、名門食器メーカーであるノリタケと共同で作り上げられました。2007年には持ちやすさや使いやすさをさらに向上させた現在の形へとモデルチェンジが行われています。
- 1946年創業:名古屋・栄の「甘党の店」からスタートし、後にラーメンがメニューに加わり「寿がきや」となりました。
- エコと機能美の両立:割り箸を使わずにラーメンを食べられるよう工夫された独特のフォルムを持っています。
- 世界的な評価:優れた機能美が評価され、2008年からはニューヨーク近代美術館(MoMA)のショップでも販売されています。
創業者が掲げた創意工夫と環境への思いは、今や日本国内にとどまらず、世界的なデザインプロダクトとしても注目を集めています。
「ラーメンフォークの日」のおすすめの過ごし方
この記念日をきっかけに、いつもとは少し違った視点でラーメンの時間を楽しんでみるのもおすすめです。
中部地方や近畿地方のショッピングセンターなどでスガキヤを見かけたら、お店に立ち寄って実物のラーメンフォークを使ってみてはいかがでしょうか。独特の形状でスープと麺を味わう特別感を体験してみると、フォークの絶妙なカーブや使い心地の良さを実感できるかもしれません。
また、店舗が近くにない場合でも、ミュージアムショップや通販などでフォークを手に入れて、おうちラーメンを食べてみるのもユニークな楽しみ方です。道具一つに込められた歴史やエコロジーへの思いに触れることで、普段の一杯がより味わい深いものになりそうです。
まとめ
10月4日の「ラーメンフォークの日」は、愛知発祥のソウルフード文化と、地球環境を考えたカトラリー開発の歴史を振り返るきっかけをくれる日です。
スプーンとフォークが合体したその姿には、割り箸の削減という先駆的な工夫と、日用品としての高いデザイン性が宿っています。今日のお昼や夕食には、便利で機能的なラーメンフォークに思いを馳せながら、温かいラーメンを味わってみてはいかがでしょうか。

MoMAにも認められたスガキヤのフォークに、環境を守るための深い想いがあったことを初めて知りました。

