10月6日は「役所改革の日」
10月6日は「役所改革の日」とされています。
お役所仕事というと、「手続きに時間がかかる」「たらい回しにされる」といった少しお堅いイメージを持たれる方もいるかもしれません。しかし、そんな行政のイメージを覆し、住民のためにスピーディーに動く画期的な部署が誕生したのがこの日でした。
今回は、役所改革の日の由来となった歴史やユニークな部署の取り組みについてご紹介します。
千葉県松戸市に誕生した「すぐやる課」とは?
1969年(昭和44年)10月6日、千葉県松戸市役所に全国で初めて「すぐやる課」という部署が設置されました。
当時、松戸市は急激な人口増加の過渡期にあり、道路や上下水道などのインフラ整備が追いつかず、市民生活のなかで様々な問題が生じていました。そこで、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」という明快なモットーを掲げて立ち上げられたのが「すぐやる課」です。
縦割り行政の枠組みを超えて、市民から寄せられる困りごとに素早く対応する姿勢は大きな評判を呼び、全国の自治体からも注目を集めることとなりました。現在でも松戸市役所で活躍を続けており、主に以下のような業務に対応しています。
- スズメバチやアシナガバチの巣の駆除・相談
- 公道上で発見された動物死体の処理
- 道路上で通行の危険となる放置物の撤去
- 小学校の通学路における安全パトロール
ただし、家庭の草刈りや清掃といった私的な依頼まで請け負う「なんでもやる課」ではないため、公共の福祉に関わる業務に特化して活動が行われています。
発案者はあの有名ドラッグストアの創業者
この画期的な「すぐやる課」を設置したのは、当時の松戸市長であった松本清(まつもときよし)氏です。
松本清氏は、大手ドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」の創業者としても広く知られています。県議会議員の選挙活動で自身の名前を連呼することが店名の宣伝にも繋がるという発想から、自らの名前を店舗名に採用したというエピソードも有名です。
民間企業で培ったスピード感と柔軟なアイデアを市政にも持ち込み、役所の縦割り行政の壁を取り払い、市民の身近な困りごとに迅速に対応した松本氏の決断力は、まさに「役所改革」の象徴といえます。
「役所改革の日」のおすすめの過ごし方
迅速な行動力が称えられた「役所改革の日」にちなんで、今日は私たち自身の行動パターンを少し見直してみてはいかがでしょうか。
仕事や日常生活のなかで、ついつい「あとでやろう」と後回しにしてしまっている作業はありませんか?小さな返信や書類の整理、片付けなど、5分程度で終わるような作業があれば、松戸市の精神に倣って後回しにしていたタスクを「すぐやる」意識で片付けてみるのがおすすめです。
頭の片隅にあった懸案事項が一つ解決するだけでも、気持ちが驚くほど軽くなり、その後の時間を爽やかに過ごすきっかけになるはずです。
まとめ
10月6日の「役所改革の日」は、市民のために迅速に行動することを目指した松戸市「すぐやる課」の発足に由来しています。
時代が変わっても、「すぐできることはすぐにやる」というシンプルな行動力は、ビジネスや日々の暮らしにおいても大切な教訓といえます。今日はぜひ、目の前の小さな用事をスピーディーに片付けて、充実した一日にしてみてください。

マツモトキヨシの創業者が作った「すぐやる課」が、今も現役で活躍していることに驚きました!

