5月4日は「エメラルドの日」
5月4日は「エメラルドの日」。新緑の季節にふさわしい緑色の宝石・エメラルドの魅力を伝えるために制定された記念日です。この記念日は、コロンビアエメラルド輸入協会が2000年(平成12年)に制定したものになります。もともとは4月29日に定められていましたが、2007年に「みどりの日」が5月4日に移動したことを受け、記念日も同日へと変更されました。
「エメラルドの日」は、緑の自然に感謝する「みどりの日」との親和性が高く、また、5月の誕生石でもあることから、より多くの人にエメラルドの美しさと価値を知ってもらうことを目的としています。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会に正式登録されています。
エメラルドとは?~幸運と誠実を象徴する緑の宝石~
エメラルドは、鉱物名で言えばベリル(緑柱石)の一種。和名では翠玉(すいぎょく)や緑玉(りょくぎょく)と呼ばれ、エメラルドグリーンという独特の深い緑色で知られています。
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宝石言葉
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幸運
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幸福
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誠実
世界四大宝石のひとつ
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ダイヤモンド
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ルビー
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サファイア
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エメラルド
エメラルドの歴史と産地:クレオパトラも愛した“翠の宝石”
エメラルドの歴史は非常に古く、古代エジプトの女王クレオパトラもこよなく愛したとされています。また、古代ローマや中世ヨーロッパでも、富と権力、神秘性の象徴として王侯貴族の間で珍重されてきました。
現在の主要な産地はコロンビア。世界で流通している宝石用エメラルドの約80%がコロンビア産とも言われています。特にムゾ鉱山(Muzo)やチボール鉱山(Chivor)などが有名です。
5月の誕生石としてのエメラルド
エメラルドは5月の誕生石としても知られています。5月は春から初夏へと季節が移り変わり、自然が鮮やかな緑に包まれる時期。その季節感と美しく重なるエメラルドは、生命力・成長・調和の象徴でもあります。
誕生石を身につけると「幸運が訪れる」とされており、5月生まれの方へのプレゼントにも最適です。
エメラルドの豆知識
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傷が入りやすい宝石のため、透明度を高めるためにオイル処理が行われるのが一般的です。
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緑色が濃く、透明感があるものほど価値が高いとされます。
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エメラルドの名前の由来は、ギリシャ語の「smaragdos(緑の石)」に遡ります。
まとめ:エメラルドの日は、自然と宝石の美しさを再発見する日
「エメラルドの日」は、ただ宝石をPRするだけの記念日ではありません。
自然の緑を愛し、命の恵みに感謝する「みどりの日」と共鳴しながら、美しい緑の宝石に込められた幸福や誠実の意味を思い出す日でもあるといえるでしょう。
5月の爽やかな空気の中で、エメラルドの輝きを改めて楽しんでみてはいかがでしょうか?

「5月の誕生石・エメラルドが輝く、“みどりの日”の記念日」
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