カレンダーをめくると、毎日さまざまな記念日が制定されています。10月6日は、濃厚なコクとスパイシーな風味がクセになる調味料にまつわる「どろソースの日」です。
関西地方を中心に親しまれ、今や全国の料理好きから注目を集めているどろソース。そのユニークな名前の由来や誕生の背景には、職人の知恵と歴史が詰まっています。今回は、どろソースの日の由来や魅力、今日試したくなるおすすめの楽しみ方をご紹介します。
10月6日は「どろソースの日」
10月6日は、兵庫県神戸市中央区に本社を置く調味料メーカー・オリバーソース株式会社が制定した「どろソースの日」です。
どろソースの日の由来と歴史
日付は、数字の語呂合わせである「ど(10)ろ(6)」から10月6日に定められました。同社の主力商品である「どろソース」の豊かな旨味と深いコクを、より多くの人に味わってもらいたいという願いが込められており、2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
どろソースが一般向けに発売されたのは1993年(平成5年)3月のことです。神戸のご当地グルメとして知られる「そばめし」ブームをきっかけにテレビなどでも広く紹介され、同社を代表する大人気調味料へと成長していきました。
副産物から生まれた濃厚な旨味の秘密
独特な商品名である「どろ」は、ソースの沈殿製法においてタンクの底に沈む粘りのある沈殿物に由来しています。もともとはウスターソースの長期熟成過程でどうしても発生してしまう副産物でしたが、ここには野菜や果実、各種香辛料のエキスが凝縮されていました。
この濃厚な成分を再ブレンドすることで、芳醇なスパイスの香りと鋭い辛味を引き出した調味料が完成しました。単なるソースにとどまらず、現在では以下のようなバリエーションも展開されています。
- 定番として親しまれるスタンダードな「どろソース」
- 刺激的な辛さを求める人に向けた「辛さ5倍どろソース」
- 花椒のしびれる辛味と香りをプラスした「麻辣(マーラー)どろソース」
沈殿物ならではの複雑なコクと辛味は、ひとさじ加えるだけで料理全体の味わいを一段と引き締めてくれる辛口万能調味料として重宝されています。
「どろソースの日」のおすすめの過ごし方
せっかくの記念日ですから、食卓にスパイシーなアクセントを取り入れてみてはいかがでしょうか。「どろソースの日」を満喫するためのアイデアをご提案します。
- 名物の「そばめし」作りに挑戦する:ご飯と細かく刻んだ焼きそば麺を炒め、どろソースで味付けする本格的な神戸の味をご家庭で再現してみるのがおすすめです。
- 普段のおかずの隠し味に使う:カレーや野菜炒め、麻婆豆腐などの炒め物や煮込み料理の仕上げに少し加えるだけで、奥深い辛味とコクがプラスされます。
- 揚げ物やお好み焼の味変として楽しむ:いつものとんかつやコロッケ、お好み焼に少したらすことで、ピリッとした大人好みのスパイシーな風味へ変化させることができます。
辛いものが好きな方は、いつもの調味料をどろソースに置き換えてみるだけでも、食卓が新鮮な風味と心地よい刺激で満たされるひとときを過ごせるはずです。
まとめ
10月6日の「どろソースの日」は、偶然生まれた濃厚な副産物を極上の調味料へと昇華させた、ものづくりの歴史を感じられる日です。
野菜や果実の旨味とスパイスの辛味がぎゅっと凝縮されたどろソースは、毎日の料理を手軽にグレードアップしてくれる頼もしい存在といえます。今夜はぜひ、コクとスパイシーさが際立つどろソース料理を味わいながら、特別な食卓を楽しんでみてください。

ウスターソースの副産物から生まれたとは知らなかったので、今夜はそばめしを作ってみたくなりました。

