カレンダーを眺めていて「ほるもんの日」という文字を見かけると、香ばしい焼き肉のホルモンを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、この記念日が指しているのは、私たちの体の中で大切な働きをしている内分泌物質の「ホルモン」です。
11月3日は「ほるもんの日」
11月3日は、一般社団法人・日本内分泌学会が制定した「ほるもんの日」です。2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されました。
日本内分泌学会は、1925年(大正14年)に設立された歴史ある学術団体です。ホルモンや内分泌疾患に関する正しい知識を広く社会に普及させ、病気の早期診断や適切な治療につなげることを目的としてこの記念日を設けました。
記念日の由来と公式キャラクター「ほるもん」
日付の由来は、世界で初めて代表的なホルモンの一つである「アドレナリン」の結晶化・抽出に成功した科学者・高峰譲吉(たかみね じょうきち)博士の誕生日(嘉永7年11月3日)にちなんでいます。
また、記念日の名前には、同学会の公式キャラクターである「ほるもん」の親しみやすさも込められています。「ほるもん」は細胞の受容体をモチーフにしており、頭のアンテナで情報を受け取りながら体内を自由に飛び回る愛らしいキャラクターです。ごく小さな存在が体に大きな影響を与えるという特徴は、本物のホルモンの働きそのものを表しているといえます。
そもそも「ホルモン」とはどんな物質?
ホルモン(hormone)という言葉は、「刺激する・興奮させる」という意味を持つ古代ギリシア語の「ὁρμᾶν(hormān)」に由来するとされています。特定の器官(内分泌器官)で作られて血液中に分泌され、全身を巡って特定の器官や細胞の働きをコントロールしています。
体内には100種類以上ものホルモンが存在するといわれており、ごく微量でありながら体調や気分の維持に欠かせない役割を果たしています。
- アドレナリン・ノルアドレナリン:心拍数を上げたり集中力を高めたりする
- インスリン:血糖値をコントロールしてエネルギー代謝を助ける
- 成長ホルモン:体の成長や組織の修復、新陳代謝を促す
- 甲状腺ホルモン:全身の代謝を活発にし、体温やエネルギーを維持する
「ほるもんの日」のおすすめの過ごし方
私たちの健康や気力は、体内のホルモンバランスによって大きく左右されています。普段は意識しにくい体の仕組みですが、この日は自分自身の内側に目を向けてみるのがおすすめです。
おすすめの過ごし方は、ホルモンバランスを穏やかに整える生活習慣を意識することです。例えば、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びると、睡眠を促すメラトニンの分泌リズムが整いやすくなるといわれています。また、バランスの取れた温かい食事をゆっくり味わい、夜は湯船に浸かってリラックスすることで、日中の緊張を解きほぐすことができます。体が発している小さなサインに耳を傾け、無理のない休息をとってみてはいかがでしょうか。
まとめ
11月3日の「ほるもんの日」は、偉大な科学者の功績を称えるとともに、私たちの体を休むことなく調整してくれているホルモンに感謝する日でもあります。
毎日を元気に過ごすためにも、正しい生活リズムと十分な休息を心がけ、体内環境を心地よく整えるきっかけにしてみてくださいね。

焼肉のことかと思ったら、体内で頑張ってくれているホルモンのことだったんですね!今日は自分の体をいたわってゆっくり過ごそうと思います。

